月曜日, 2月 12, 2007

要求開発アライアンス 2月度定例会に行ってきました

正確には行ってきました、というより無事に開催完了しました、という感じです。なぜなら私が司会・構成だから(爆)。というわけで、私が執行委員という立場で参加している要求開発アライアンスの2月定例会に参加しました。

今回は、要求開発アライアンスの理事長でもあり、株式会社豆蔵の代表取締役副社長である山岸さんの講演がメインです。
題して『要求開発―上流を攻略するための工学的アプローチ 』。これは、2006年12月に開催されたITアーキテクトサミットの講演の再演になります。
後で聞きましたが、ITアーキテクトサミットでは時間が足りなかったということなので、今日は1時間30分にわたって、山岸さんの想いもふくめて大いに語っていただくという贅沢な内容です。
詳細な資料は、要求開発アライアンスのサイトでも公開することになると思いますので、ここでは講演の中でも心に残った事をとりあげたいと思います。

ビジネスに適用されはじめる「要求開発」
実際のところ「要求開発」は豆蔵さんやウルシステムズさんが中心ではありますが、ビジネス適用が始まっているそうです。
今回の発表テーマは比較的古典~つまり、3年ほど前から要求開発アライアンスで提言・議論されてきている内容~だったのですが、実際の実業務適用が始まっているというところで、様々な経験談や事例が興味深いところです。
「上流の要求開発」つまり、ビジネスアイデアがまずはじめに存在し、それを検証するアプローチの要求開発と、「下流(?)の要求開発」例えば基幹系システムの再構築のような、ふたつのアプローチへの二分化が進んでいるということです。
これまでの定例会では比較的「上流の要求開発」のイメージで話題になりがちだったのですが、実際に現代日本企業が直面している基幹系更改のような問題に対して「下流(?)の要求開発」のとりうるアプローチを研究するということも、かなり重要なテーマであるように思います。

「要求開発」せずにシステム開発は野蛮?
さすがにイマドキ、設計をせずにいきなりコーディングという開発スタイルは野蛮に感じられます。っていうか、あたりまえですね。
しかし、山岸さん曰く、同様に「要求開発」をせずにITプロジェクトに突入するのも、いちど「要求開発」を経験してしまうと非常に野蛮に感じるようになる、というところも興味深いコメントでした。

おまけ
私の発表は、山岸さんの発表時間が押したのでさらっと。勢いだけの発表ですいませんでした。今回のテーマは「オブジェクト倶楽部に勝つ」(うそ)


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