勉強バカ:システム監査技術者試験を受けることにしました
会社から情報処理技術者試験の案内が来ました。もうそんな時期か……と思いつつ、思い立ってシステム監査技術者を受験してみることに決めました。
システム監査技術者とは、
被監査部門から独立した立場で、トップマネジメントの視点で、情報システムが経営に貢献しているかどうかを、安全性、効率性、信頼性、可用性、機密性、保全性、有用性、戦略性など幅広い側面から総合的に調査し、あるべき姿を描くことによって自ら形成した判断基準に照らして評価し、問題点について説得力のある改善勧告を行う者ということで、特に「トップマネジメントの視点で」というところに興味を惹かれたという次第です。まぁ不合格でも実になるような気がしています。自分自身はビジネスコンサルティング領域にまだ弱みを感じているので、うまく補完するような内容だと良いかなと……。
情報処理推進機構:システム監査技術者試験
私が最初に就職した企業は、「市場価値を高める」というお題目でこのような資格の取得がかなり強制されていて、取得者数が自社サイトに公表されるようなところでした。プレッシャーも大きく、私にとっては逆にモチベーションが下がってしまうことになっていたのですが、転職して(すくなくとも給料の)評価軸ではなくなってしまうと、逆に取得意欲が沸いてしまう。人間とは妙なものです。
情報処理技術者試験の良いところは、(先端的で無いという問題がありますが)一定範囲の知識をチャート式に詰め込んで習得できるというところだと思います。いわゆる広く浅く。ある程度確かな知識を効率よく学ぶツールとしては良く出来ていて、まじめに取り組むと意外に面白い。
先端的な情報はネットやコミュニティで得ることができるので、この両輪でスキルセットを補完していくのが良いと個人的には考えています。
私は特にITエンジニアが「我流」「俺流」になってしまうのが嫌いです。現在IT業界が不幸な状態にある(いわゆる3K)一因として、過去に積み上げられてきたソフトウェア工学知識にきちんと向き合わず、常に新しい部分だけを見て我流で進んできてしまったことがあると思っています。実際に仕事をしていると、あたりまえな事を知らない人が多いことに驚いてしまいます(極端な話、ウォーターフォールで開発してても、V字モデルを知らない子もいるんだよ)。
というわけで、4月までちょっとお勉強です。
時間の捻出がちょっと悩ましいですが、楽しくやってみたいと思います。