火曜日, 10月 02, 2007

日経SYSTEMS10月号

先月号から、日経SYSTEMSの毎号感想を書いています。
なんと、書き溜めているうちに11月号が家に届いてしまいましたが、10月号の感想です。










































































記事
感想
特集1 目指せ!残業ゼロの現場 時間を取り戻す4つのポイント
とても大事な事。残業を引き起こしてしまっている原因を「手戻り」「気のゆるみ」「無駄な作業」「偏り」に分けて対策を書いているのが好感度。しかし、事例紹介が中心なので、ただちに適用できるものではないなぁ。
特集2【保存版】ユーザー・マニュアル作成術
テクニカルコミュニケーター協会というのを知りませんでした。でも、「紙のマニュアル」を前提にしているところがちょっと違和感あり。エコ的に考えて、紙のマニュアルを脱する議論をもっとしても良いのではないかと。
特集3 のぞいてみよう「組み込み開発」の現場
ちょっと業務から遠いのでパス。
検証ラボ データセンターのセキュリティ検証実験 IDS/IPS設置して再びチェック、すべての脆弱性はつぶせず
2部構成の後編。前編は防御側(IDC)視点で語られていて面白かったのだけど、今回は攻撃側視点でちょっと楽しめず。しかし、勉強になりました。こういったセキュリティ関連チェックを自力でやるのは非現実的だなぁというのが感想。
プロダクト賢者の選択 構成・変更管理ツール 分散拠点からのつなぎ方に違い、カスタマイズのしやすさを重視
有償のワークフロー付き構成管理ツールの説明。結局IDEと統合されていないと使い物にならない気がします。Subversion+Tracまたは
JIRAというのが現実的。あとはASPサービス利用がいいと思ってます。後者はセキュリティ上なかなか取れない選択肢ですが。
絵で見るテクノロジ 文字コード 文字集合と符号化方式の組み、いくつもの規格が乱立
Vistaの問題(http://itpro.nikkeibp.co.jp/99/vista/index.html)と絡めればもっと読める記事になったのに……
事例に見る問題解決の軌跡 CASE24 ネクスト フレームワーク「Maple」を導入、改修案件の工数が従来の半分に
PHPでもDIなのかー。しかしPHPは扱っていないので、響きませんでした。やってみたいんですけどね。
SOAきほんのき[第1回]SOAを取り入れるメリット/柔軟性と再利用性が向上、Webサービスが普及を後押し
SOAのメリットを「ビジネス環境の変化にあわせて、迅速にシステムを開発し、プロセスの変更にも柔軟に対応できること」としているが、SOA以前の方法論ではなぜダメなのかが説明されていない点がちょっともったいない感あり。
教えて!実装&テスト工程[第1回]下流工程の準備/ツールやフレームワークは、選定間違うと「負の資産」に
IDE、Wiki、バグ管理システム以外にモデリングツールやプロファイリングツールの準備を推奨しているんだけど、いまいち活用イメージが湧かなかった。うーむ。
図解でもっと磨くプロマネ技術[第1回]プロジェクト完了報告書/思い出のアルバムからは、ノウハウも教訓も見えてこない
仰るとおり。しかし、まず完了報告を書くこと、読むことがら始めなければいけない世の悲しさよ。
コミュニケーション・スキル再入門プロジェクト編[第1回]初対面の緊張を和らげる/うまくやろうとすると逆効果、沈默を恐れず相手の言葉を待つ
初対面は苦手じゃないので飛ばし読み~
永井昭弘のすごい現場 建築設計事務所で見た巨匠のすごいレビュー
建築設計事務所っていうのは、システム開発の非常にお手本になると思っています。NHKの「プロフェッショナル
仕事の流儀」でも何回か建築家が登場していたけど、かなり刺激をうけました。
濱本常義のここが危ない! 若手成長の踏台になる喜び 夏の恒例行事で実感
セキュリティキャンプの話ですが、こういうエリート育成活動ってどうなのかなという感覚もあります。ボトムアップのほうが急務なんじゃないかなぁ。
鈴木雄介のITアーキテクトの視点 バグの原因は何か?「環境を見る」と見えてくる
環境は重要。デマルコの本を思い出します。
ココロとカラダの相談室 抜けないだるさは万病のもと 気のせいにせず病院へ
ノーコメント
ITエンジニア現代図鑑 第7回「オレ様SE」実力過信しユーザー軽視 自分勝手にシステムを作る
ヒトゴトではなくて、テクノロジ先行のプロジェクトでは「オレ様SE」だけでなく「オレ様SI」もあるなー
数字で答えるIT現場の疑問 1000人月プロジェクトの工期はどれくらい?
COCOMOの紹介ですね。イマサラ感はありますが、この規模になると誤差の影響も多いのでこういった統計値の確認は重要です。でも、日本型システム開発がその通りに当てはまるか、というと、ちょっと微妙な印象あり。

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